DAY ZERO 6/2.6/3

久しぶりに高速バスで酔いに酔って死にかけ

劇場は駅から少し離れていて足はやられ弱ったけれど観に来て良かった。

 

出だしから西川さんの歌の力よ…

DAY ZEROの歌(?)

赤い封筒は手元にあるだけで徴兵令の赤紙

あらすじ見てから言ったからって言うのもあるけど1発でピンとくる演出。

 

女性キャストは初めましてな2人。

歌声が役柄にぴったりハマる人達だった。

 

ディクソン最初から国のための戦争について

ガツガツしててどうしたよって思った。

平和的兵役拒否への理解の無さ凄まじい。

ジョージに奥さん居ること知ってんだろうに…

大事な人の存在が無いとはいえよ

アーロンはこの時はまだ気が弱い子なのかな

くらいの感じで未知の世界への怯えのような

 

一般的な人のリアクションに近いとどこかでも見た小説家。最初の驚き方、カウンセリングのくだり。確かに、誰かに相談したいわな。

 

ジョージは初見歌が好みじゃないって思ってしまってそこは仕方ないかな。

ミュージカルの主演初めてなのかな?

でも、演技力は抜擢されるだけの事はあったのかもしれない。違和感なく弁護士だった。

歌い方も曲ごとにしっくりくる感情の込め方。

卑怯者の歌、ヒーローの歌、それぞれ

場面にあった歌い分け。

 

ディクソンは終始かっこよすぎ。いい奴。

アーロンとの場面もジョージとの場面も

ちょっとどうしたって所も含めリアル。

ただの男になった後の

ただの男には重すぎる

 

初めて守りたいと思った人

一緒に暮らしたい人

でも部屋の中空っぽに片付けて

家具も本も処分してたってことは引き払う

戻ってこないって事がひしひしと

ネックレス託すけど

 

パトリシアの縛りたくはない、

縛られてるのこそパトリシアじゃないのかな

大切なもの大切な人に託す

形見にならないで欲しいけど

 

相手によって心の許し具合がわかりやすい

ディクソン。場面でも違うのが伝わる。

心開いてく段階の声色の違い。

わざとらしいぶっきらぼうな返事から

驚かないんだ...とかのふっと体の力が抜ける感覚的なの。惹かれていくというより懐いていく

...やっぱり、心を開いていくって言うのがしっくりくる感じ。

つかの間の夢なら、覚めた方がいい(ニュアンス)切なすぎて苦しい。

女と付き合ってる場合かよ!っていいつつ

ただの男には重すぎる...

 

ジョージは

やっと掴めそうだった幸せが

 

ディクソンは

初めて見つけた幸せが

 

ディクソンの生い立ちからすると涙無しには語れない

 

それぞれの背負うものの重さよ

 

リアリティが強すぎて他人事と思えない世界

それぞれの人間くささがより現実味が増す

 

ジョージの後輩たちにくってかかるディクソン

気持ちはわかるけどお酒のせいとはいえ大人げない

後輩たちは後輩たちで現実が見えてない学生のようで学校で学んだことだといえば正しいかもしれないけど実際問題ディクソンの方がリアル

 

ディクソンが一番めまぐるしく心情が変わる気がする。

ジョージは一貫して行きたくなさが強い

 

歯がゆいのはアーロンかな...

 

今週末のおかわりで更に記憶に刻み込む。